成田からレイキャビク、計39時間

到着したのは深夜のヘルシンキ、ヴァンター空港。
ヘルシンキヴァンター空港
夏至の頃なのでまだ空は明るい。

ヘルシンキヴァンター空港
時差を考えると朝の便で出発してほぼ丸一日の移動だったという計算に。
フィンランドだけでなく、ヨーロッパに来たことのある人は多いと思いますが、そんなに時間がかかるわけではないのです、普通は。
今回はなぜか(多分安かったから)ターキッシュエアーでイスタンブール経由という遠回りをしてしまったのでこんなに時間がかかってしまった。
インターネットで安い航空券が買える時代になったけれど、うっかりするとこんなこともあるのです。

今回の目的はもう少し先にあり、アイスランドエアー に乗り継いでレイキャビクまで向かう。
このフライトが早朝便なので、少し長めのトランジット。
空港の外にも少し出たけれど、雨は降ってるし、寒いし、すぐに戻ってきてしまう。
到着ロビーにあるスーパーマーケットで水と朝食用にバナナとパンを買い込んでソファで読書とすることに。
ヘルシンキヴァンター空港

まさかこんなに早く事件が起きるとは思ってもみなかった。
なかなかレイキャビク行きのサインボードが変わらない。
もうそろそろ、と思いカウンターで聞いてみると、なんとフライト済み......

予想もしていなかった答えに頭の中にハテナマークが並ぶとはまさにこのこと。

予定の時間より早く出た、そうでしたか、と納得してさがることもできない。
出発時間まだ先、おかしいじゃないかと詰め寄ってもgate is closedの一点張り。
空港でアイスランドエアーの受付を請け負っていて彼女がその仕事としてカウンターに座っているだけ、航空会社の社員ではないのでなんともならず、アイスランドエアーのカウンターを探すも、ヘルシンキ空港内には代理発券カウンターしかない。

チケットは買ってるんだし、時間通りにカウンターにも行ってるんだし、知らぬ間の前倒し出発なんてひどい!って言わなければ。
仕方ない、苦手なというかどうしようもなくしどろもどろな英語で電話交渉というハードル高いことしなきゃいけないのか、と公衆電話を探すけれどフィンランドは携帯電話先進国、その面影もない。
こういう時、何世代も前の折りたたみ式の携帯電話は困る、気に入っているのだけれど。

そこで空港のインフォメーションカウンターに駆け込んでアイスランドエアーのオフィスに電話をしたいのだけれど、とカウンターのおじさんに頼んでみてもそれは業務外のことだから対応できないと言われる。
でもやっぱり優しさが顔を出し、おじさん個人のiphoneを持ってきてくれた。
そしてパソコンで調べると、ヘルシンキのオフィスは休みだな、とぶつぶつ言いながらフィンランド国外のオフィスに電話し始めた。
途中で電話を替わってもらい、しどろもどろ英語で状況を説明すると、ちょっとかわいそうと思ってくれたのか、12:30に連絡する、って言ってくれるところまでなんとかこぎつけた。
首の皮一枚とはまさにこのこと、生殺しの3時間を過ごすことになり、とはいえせっかくなので空港の外に出て散歩することにする。

ぶらぶらあるいているとこんなサインが目に留まる。
ヴァンター空港
展望テラス、これは登らない手はないと先に進んでどんどん進んでいく。
ヴァンター空港
ここを曲がり、ここを右に行くとヒルトンホテル、というところのフィンランドエアーのオフィスビル。
ヴァンター空港
ヴァンター空港
このドアを開けて階段を登ると、そんなに広くはないけれど空港を見渡せる展望デッキ。
ヴァンター空港
テラスからはこんな風景が広がっているのです。
ヴァンター空港
小さい子を連れた親子や自慢のカメラを首からさげたおじさんが写真を撮りにたまに現れるくらいで、のんびりと空と空港の景色を楽しめるいい場所です。
ヴァンター空港

ヴァンター空港 ホットドッグスタンド
その後、ホットドッグスタンドでホットドッグでお昼にしているとアイスランドエアーからメールが来た。
ipadはあるのでメールは受けられる。
詳細は連絡をくれ、とのことなのでインフォメーションカウンターに向かう。

またおじさんのiphoneを借りて電話の向こうのデンマーク事務所の彼女と話しをすると今回は手配手数料を払えば午後便の席を取ってもらえることになった。
(そんなスムースに片付いた訳ではないのだけれど。)
電話を切るとおじさんが右手を差し出し、がっちり握手。
お礼に、と今回泊まらせてもらうホストファミリーにと日本からお土産に持ってきていたものから相撲柄手ぬぐいを、おじさんに渡す。
手ぬぐい
すぐにチェックインカウンターに向かい、無事レイキャビク行きの席を確保。
ヴァンター空港
おじさん、アイスランドエアーの職員さん、キートスパルヨン。
ICELAND AIR
当日便を買い直すとなると片道だけで600ユーロ、言われるまま買っていたらと思うと恐ろしい金額だけに言ってみてよかった。


長い文章になってしまったけれど、レイキャビク到着まで成田からおよそ39時間、移動のための時間としては自分の中での最長記録となり、このフライトがなんとありがたく感じたことか。
レイキャビク
ようやく、アイスランド到着。

2015年7月 7日

芝生北欧日記

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