台風 遠いウラジオストック

8月のおわり、羽田の早朝便でソウルに向かうと台風14号で仁川空港は暴風雨。機体をふらふらさせながらなんとか着陸。
タラップから空港の建物までの間もすごい暴風で、グラウンドスタッフもとばされそうなくらい。
仁川空港
この天気でウラジオストックまでいけるの?という気もするけれど掲示板には「20分遅れ」と書かれている。
1時間後には座席についたものの、出発時間になってもしばらくお待ちください」のアナウンスのまま数十分。

このまま飛んだらこわいくらい機体もゆれるし、そのうち食事も運ばれてきてしまう。
初めて地上で機内食を食べたけれど、ちゃんとゆれているし、隣りのおじさんはのんきにビール飲んでるし、窓の外の風景をのぞけば空の上とあまり変わらない感覚。

結局、欠航ということでみんな飛行機からおろされて、ロビーは欠航が決まった人たちで大変な騒ぎに。
隣りのおじさんには仲間がいたらしく、みんなから頼りにされているふとっちょ村長を中心にしてムーミンパパみたいなおじさんと金髪ぱっつんの奥さんなどなど機内でみかけたロシア人ご一行はみな同じ運命。

預けた荷物はでてこないし、係りの人もあわただしくてそれどころじゃないし、という感じで途方にくれるものの、わいわいやっているうちにその日は全便欠航ということが決まったので、航空会社が手配してくれたホテルに向かうことに。
ロシア人ご一行はほかにも口ひげ帽子のおじさんや、金髪ソフトモヒカン黒ぶちメガネのおにいちゃん、モデルみたいな女子などなど、みんなとおなじバス。

accomodation voucher
渡されたクーポンに書いてあるホテル名はグランドインターコンチネンタル。
ほんとか?といぶかしげながらもついてみると、その通りで、これからも一生泊まることのなさそうなキングスイートルームに案内されたので台風の疲れも忘れてちょっとはしゃいでしまう。
夕食はピアノ演奏付きのディナーコース、怖くて値段も聞けないので、ワインなんて頼めず出てくるものだけでおとなしく食事をすませました。
となりのテーブル(すごく離れてるんだけど)の口ひげ帽子のロシア人たちはみんなでウォッカを頼んでた、さすが!
それにしてもあまりに落ち着かない食事だから、暴風吹き荒れるソウルの街にでてビアバーで飲みなおしました。
そんな長い一日を終え、予定外のソウルで無駄に豪華な部屋に帰って寝ることに。

半日もかからない距離なはずなのに、遠いウラジオストック。

続きはまた後日に。

2012年10月 3日

ロシア日記

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